2011年12月5日

第23次:10月23日(日)~27(木) 岩手県大槌町、陸前高田市

今回は毎日数カ所で「芋もち」「お汁粉」「お抹茶」を提供させていただき、出会えた方々と比較的ゆっくりお話しすることができました☆また、参加者の若者たちがバイオリンとキーボードで素敵な音楽を奏でてくれました。

10月23日(日)  東京 → 一関の拠点

10月24日(月)   一関の拠点 → 大槌町 → 遠野市の宿

遠野の峠を越えると、突然目の前に荒涼とした海沿いの町が現れてきました。涙がとめどなく溢れました。何度もテレビ等で見てきましたが、現実は厳しいものでした。瓦礫は片付けられているものの、点々と立つ鉄骨のみの建物が、海風の厳しさの中で叫びを上げているように思えました。「ここがJR大槌駅です」と聞かされても、その面影もなく、自然の脅威に圧倒されました。

地元の人々が毎日次々と集まる「広場」に来て下さったおばあちゃん達、また傷ついた方たち、保育園児たち・・・。皆さん、暖かく迎えてくださり、私たちの小さな奉仕を喜んでくださいました。芋もちも大好評でした☆バイオリンの生演奏を初めて聴く方も多く、また、涙を流して聴き入る方々の姿もありました。子どもたちは目をクリクリさせて演奏を聴いていました。お土産のお菓子に大満足でした☆




10月25日(火) 一関の拠点 → 大槌町 → 遠野市の宿

ある仮設住宅の一角でお汁粉を提供させていただきました。おいしかったです。実にいろいろなお話が飛び交いあいました☆一緒に食べて、一緒に時を過ごす☆『一人じゃない。仲間がいる。』というのは、お互いに本当に心の支えになっているようです。



ココロも体も温まった後は、バイオリンとキーボードのコンサート☆みなさん全身で聴いてくださいました☆中には、若い青年がバイオリンを弾く姿が珍しいのか何度も写真撮影をする方もおられました。




その後、大槌町の高齢者の施設でお茶を目の前で立てさせていただき、飲んでいただきました。「なつかしいね☆」と昔を思い出して微笑むかたも複数おられました。以前お茶をされていた方などは、お茶碗を楽しんでご覧になっておられました。みなさんホッと一息で笑みがこぼれました☆




10月26日(水) 一関の拠点 → 大槌町 → 遠野市の宿

ある仮設住宅のサポートセンターでお汁粉を提供させていただき、その後、バイオリンの演奏で和みのひと時を共に過ごさせていただきました。




午後には大槌町を後にして、釜石から海沿いを陸前高田に向かいました。どの港町も同じように地震と津波によって瓦礫の山々と、めちゃめちゃにつぶれた車の山、主を失った家の基礎のみが点在していました。この穏やかな海が何故と思わずにはいられないほどでした。


陸前高田キリスト教会の森田先生ご夫妻を訪問し、ここでも良いお交わりを頂きました。また、ご近所の方も来られ、バイオリンとキーボードのミニ演奏会をプレゼントできたことも、本当に良かったと思いました。


10月27日(木)  一関の拠点 → 東京

一関の拠点の掃除をして一路東京へ無事戻りました。お祈り感謝!

これから冬の海からの風や山からの風、そして厳しく舞う雪に耐えていかなければなりません。必要も日々変化していきますが、「日ごとの糧が与えられますように~。ココロの深い部分に平安がありますように~。」祈りは時間・空間を超えて聞かれます☆続けて祈り続けていきたいです。

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