移動中、本当に紅葉がきれいでした☆
今回の主なミッションは、アメリカから船で届いた「大人の運動シューズ」約120人分と、22cmまでの「子どもの室内用の上履き」(フリース)約600人分の配達と、人々との交わりでした。大槌町には津波以来まだ靴屋さんが回復しておらず、車で隣町まで買いに行かなければ靴が手に入りません。以前より、「本当に必要な人たちに靴を届けたい」と願っておりましたが、この度、アメリカから丈夫なはきやすいシューズが届けられました。大人用のシューズは数が少ないために、どのようにすれば本当に必要な方に届けることができるのか知恵が必要でした。しかし、結論から言いますと、誰一人「私のサイズがない(涙)」ということなく、ちょうどピッタリ配達できたことに大きな驚きを感じました。しかも、アメリカのサイズなので幅広で装具を履いておられる方や、日本で販売されている通常の靴ではなかなか自分に合うものが見つけられない人までがピッタリサイズで「履きやすい。ピッタリだ☆」とのことでした。
ただ、今回は運送用(ハイエース)のスタットレスのレンタカーを手配できなかったので、毎日一関の拠点で荷物をパンパンにバンに積み込んでの配布となりました。そのため4日連続毎日7時間車での移動でした(笑)。運送屋さんのご苦労が少しは分かった気がします(笑)。
11月6日(日) 東京 → 一関の拠点
拠点につくと、車に明日配達する荷物の荷積み。
11月7日(月) 一関の拠点 → 大槌町 →一関
6時 起床 7時 出発
まず、以前より靴の依頼があった幼稚園を訪問しました。どの子も大喜びでした。その後、バイオリンのミニコンサートを20分ほど一緒に楽しみました。特に年長さんは、身をのりだして真剣に見ていました。すごい集中力でした。年少さんたちも自分たちの馴染みのある曲がなると元気いっぱいにバイオリンに合わせて歌ってくれました。
演奏後もお兄さんは人気者☆
楽しい時を過ごしました。
その後、別の幼稚園と保育園を訪問し、子どもの室内用の靴をお届けしました。
大槌町でとれた大根です・・・でっかい!!!
店の方に聞いてみると、毎年ならもっと太くて長い大根がとれるようです!!!ビックリ!!!
陸前高田キリスト教会の森田先生たちを訪問しました。
ボランティアが減っている中、顔を出すだけでもうれしいようです。近所の方も来てくださいました☆必要な方に靴も配布できました☆
21時ごろ帰宅。翌日の仕分けと荷積み。バンに所狭しとたくさんの靴が詰め込まれました。
11月8日(火) 一関の拠点 → 大槌町 → 気仙沼市 → 一関の拠点
朝6時起床。7時出発。
昨日大槌町の方にいただいた本物の「松茸(まつたけ)」でお吸い物を朝食につくりました。大槌町では普通に山に生えているようです!!!私は、たぶん初めてマッタケを調理しました。上品な香りが漂い別世界でした(笑)。
再び大槌町に来ました。高齢者のグループホームを訪問し、バイオリンのミニコンサートを20分ほどさせていただきました。リズムを取る方もいらしてそれぞれに楽しんでくださいました。
靴の必要を伺ったところ、何名かの利用者さんが「是非いただきたい。ちょうど靴がなくスリッパで生活していたのです。助かります。」と喜んでくださいました。また、「装具をしていて本当はシューズの方が良いのは分かっているのですが、合うサイズ(幅広)がなくスリッパで生活しています。本当に困っていたので良かったです。ありがとう。ありがとう!ありがとう☆これで山にも行ける(笑)」と冗談交じりに満面の笑みで感動を表現してくださる方々に出会えました。
その後、ある仮設住宅を訪問。ちょうど柿をむいて干す作業が終わったところで該当者のサイズの人々が集まっておられました。
「アメリカから靴が届けられたので持ってまいりました。すでに運動シューズのお持ちの方や、車で隣町まで買いに行ける方は申し訳ないですがご遠慮願います。サイズも数もあるだけです。」と仮設住宅の代表の方にメガフォンでアナウンスしていただきました。
みなさん口々に「靴の物資は初めてだ☆うれしい☆」「待ってたよ☆靴☆やっときた!」「今まではスリッパでも良かったけど、これから冬になるし、仮設は地面が砂利道なので歩きにくくてどうしようかと思っていたのよ。助かる☆」「車がある人はいいけど、車のない私たちは靴が手に入らないのよ。」と大喜びでした。送られてきた靴に紐(ひも)が通っていなかったので、私たちも靴紐(くつひも)通しを一緒にさせていただき、良き交わりの時となりました。靴の数が少なかったので足りるかすごく心配でしたが、なんとジャストですべてトラブルなくぴったり配布できました☆実に感謝!
中には、足に実に大きなタコがあるために、スリッパしかはけない方がおられ、以前靴をどなたからかゆずってもらったようですが、タコの部分をハサミで切っ て履いていたようです。靴屋があっても靴選びに相当苦労していたようです。目を真っ赤にして感動してくださいました。「感謝。感謝。ありがとうございま す。良かった。良かった。ありがとう。」と連発されていました。その後も30分ほど交わりができました☆
その後、毎回立ち寄る地域の『広場』に顔を出すと、「食べてみて☆」とママ特製の煮物をごちそうになりました。大根に味がしゅんでいて最高においしかったです。皆さん色々あるでしょうが、共に集まり、共に語る中で共に支え合い、困っている人がいると共に駆けつけて助け合う姿(コミュニティー)に感動します。靴も必要な方に届けることができました。
その後、4件の保育所や幼稚園に子ども用の上履きを届けました。「かわいい☆」「ちょうどこれからの時期に必要なものよ☆」「うれしいです☆」と大変喜ばれました。
帰りに気仙沼第一聖書バプテスト教会の礼拝堂も兼ねている愛隣オフセット印刷社を1ヶ月ぶりに訪問しました。みなさんお元気そうで良かったです。ちょうど『会いたいなあ☆元気かな?アガペーさんが来ないなら、私たちが東京に行こうかな(笑)』とお話してくださっていたようです。実に感謝なことです。ドアが外れて鍵もかけれず、電気もつかず、部屋の中は泥でいっぱい・・・一緒に祈り、物を運び、泥を出し、洗浄し、大工工事をさせていただいた一つひとつの思い出話に感謝があふれ、神様に感謝しました。
子ども用の靴がまだ車の中に200人分ほど残っていたのですが、喜んで預かってくださり、気仙沼市の保育園などに配られることになりました。感謝!
11月9日(水) 一関の拠点 → 東京
掃除をして一路東京へ無事戻りました。お祈り感謝!
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