物資の積み込み作業と、人力でのガソリン給油

灯油、米、水、お菓子、カイロ、防寒着、タオルなどの物資を積み込んでいる様子です(左)。被災地ではガソリンスタンドは津波で流されていましたが、地下にあるガソリンタンクは無事で、人力でガソリンを支給しました(右)。

被災地の小学校でのコンサート

岩手県のA小学校でのコンサートの様子です。1年生が特にノリノリでした。演奏に合わせて、全身でトトロの「さんぽ」などを歌ってくれました。

泥だし作業

海から2Kmぐらいの場所にあった事務所も、1.5m床上浸水の被害に遭っていました。次の日に海水は引きましたが、3cmの泥がたまっており、そのこびりついた泥を掃除している様子です。

岩手県での炊き出し

岩手県大槌町で行った炊き出しの下ごしらえをしている様子です。250人分の食事を用意することは相当な力仕事でした(左)。右の写真は、岩手県陸前高田市での地域の人々との昼食会(炊き出し)です。

被災した家の修理と、一軒一軒回っての物資支給

地震でかみ合わせが悪くなり開閉できなくなってしまったAさん宅の扉を、修理している様子です(左)。被災地の一軒一軒に声をかけて、物資を届けました(右)。

2013年5月31日

第43次:2013年5月13日(月)~16日(木) 岩手県(大槌町)


今回も最初から最後まで守られ、祈りに支えられ、恵みの溢れる充実した活動になりました。今回は、青年たち5人で大槌町の畑作業、川掃除、そしてEM配布などの作業に従事させて頂きました。

5月13日(月)

スタッフたちの温かい笑顔と祈りに見送られ、午前9時頃に出発しました。幸いなことにその日は天候に恵まれ、渋滞や事故に巻き込まれることもなく、一路順調に北上しました。今回初めて被災地へ行く者も含め皆少し緊張気味でしたが、まだ桜の咲いている東北の美しい自然にだんだん気持ちもほぐされていくようでした。途中休憩をとりつつ、午後7時頃に無事に大槌町に到着しました。




まず足を運んだのは、大槌町に来たら必ず立ち寄るガソリンスタンドです。そこでは、ガソリンを満タンにして頂くだけでなく、恒例のあめっこ(飴玉)と、人懐っこい笑顔で私たちを迎えて下さいます。この晩の宿泊場所は、震災前から廃校になっていた旧小学校教員宿舎でした。この宿舎を管理されているAさんは、大槌町に来て2年、自らボランティア活動をしながら、今では大槌町に就職をされ、宿舎の管理という責任も持っていらっしゃる方です。宿泊者の方々との交流を毎回楽しみにしているそうです。この日の宿泊団体は、私たちだけでしたがAさんによると、その宿舎がボランティア同士の交流の場、情報交換の場となって欲しいとのことでした。限られた時間でしたが、私達もAさんとしばしお交わりの時を持つことができました。Aさんの大槌町への熱い想い、現在のボランティアの状況、そして現地とボランティア団体の間に立つ者としての課題や展望などを話してくださいました。私たち「アガペーCGN」もしっかり現地の方々と連携を保ちながら今後も歩んでいきたいな、と思わされました。

2013年5月9日

第42次:2013年4月22日(月)~25日(木) 岩手県(大槌町、陸前高田市)



岩手県では、この時期には珍しく前日に雪が降ったとの事で風がとても冷たく、桜の花も蕾(つぼみ)のままの大槌町。 翌日は晴れて昨日の寒さが嘘の様な暖かさになり、この時とばかり あちらこちらの桜が一斉に開き、お昼頃には満開になりました。高台の城山公園からは青い空、青い海、満開の桜、何と素晴らしい景色!しかし、町には家も店も土台だけの広い寂しい平地があり、また、復興の動きでもありますが、ダンプカーの走る音や工事の音が激しく聞こえており、様々な思いと切なる祈りが心をよぎりました。

今回は、3ヶ所の集会場を訪問し、「賛美フラとダンスの講習」「懐かしい唱歌をみんなで歌おう」「ゲーム」「絵本の朗読」「ティータイム」でお交りをさせて頂きました。岩手弁で「主我を愛す」を歌いながら皆さんとフラダンスを踊っているうちに自然とあちこちから笑い声が飛び交っていました。