今回は男3人、女1人の4人体制でむかいました。遠野市や、大槌町の地元のボランティアセンターを通しての活動が多かったですが、顔なじみの人々に会うチャンスにも恵まれ感謝な時を過ごせました☆
主な活動は「いんげんの収穫」「ぐるっと大槌(物資配達、安否確認 など)」「泥だし」「物資配達」でした。毎回訪問するたびに、復興が進み、何か新しいことが始まっています☆
これからの復興も楽しみです!私たちにできることは小さなことですが、精一杯できることを地元の人たちと一緒にやっていきたいです☆
9月25日(日)
1:30 教会出発
20:30 遠野まごころネット着、登録し宿泊
9月26日(月)
6:00 起床。朝食後
7:30 遠野市ボランティアセンターに毎日求人募集を出しているファームにむかい、社長から仕事の説明を受ける。このボランティアは元々被災者の方が働けるようにという事であったが、被災者の方で参加する方が少なく、ボランティアの方々に声をかけるようになったようです。
8:00 いんげん畑に到着。広さは6反あるそうで、カゴとハサミを渡され説明を受ける。お天気が曇りで暑くも寒くもなく仕事はしやすかった。当初午前までにして、体力の具合で午後を考えていたが、全員5時まで実施できました。休み時間に「アガペー」の意味を聞かれる事もあった。岩手ではジャージ牛は赤いので赤牛というらしく、方言では「アカベコ」といい、「アカベ」という言い方もあるので、その事かと思われたとか。私たちが東京の教会の牧師たちである事も知ってもらえ、自然の中で良い時を持てて感謝。
17:00 仕事終了
17:40 遠野市の「まごころネット」に帰り、ミーティングに参加し、そこでの有料炊出しを頂きました。寝泊まりする体育館では、いんげん収穫で一緒だったO○さんという方がお隣でしたが、近くの人に「アガペーというのはギリシャ語で愛なんだぞ」と早速話してくださっていました。
9月27日(火)
6:00 起床、朝食。
7:30 遠野出発。最近では、笛峠を越える時に、毎回「鹿」に出会います。とてもかわいいです。
大槌町のがれきも、町の中では相当少なくなり、どんどん更地になってきています。
8:30 大槌ボランティァセンター着。登録後、城山公園から市内を見学。ローソン横のサテライトに行き、そこから桜木町の個人宅の草取りをする事になりました。
9:30 現地に案内されると、前回のチームがかなり草取りをして下さっており、残った奥の部分や、庭木にからんだツタを取ったり、ゴミを拾ったりの仕上げをしました。作業としては、昼休みを挟んで2時には仕事を終えてサテライトに帰る事が出来ました。その個人宅は、かつて一人暮らしのおばあさんが住んでいたが、現在はご子息の所に移られ、誰も住んでいないとの事。しかし作業をしていると、数軒先のおばさんや、隣地の大工仕事に入っておられた方たちが声を掛けて下さいました。
14:00 サテライトに戻り、報告書を書いた後、サテライトの中で行われていた「写真返却展」を見学。自衛隊や多くのボランティアさんたち(アガペーCGNでもほんのわずかですが、協力させていただきました)の手によって、再び持ち主に戻る日が来ることでしょう。
14:30 ある地域を訪問したときに、Oさんという体の不自由な方が電気自動車に乗って来られたが、この方は11年前に脳卒中で半身不随になった後、リハビリで絵を始められ、色鉛筆画を年間300枚ほど描いておられるということで、仮設カフェにも作品が展示してありました。震災時には家が流され、奥さんも流され、作品も流されてしまったが、今一緒に住んでいるお姉さんに助け出されたということです。私たちが興味深く聞いていると、家に戻って今までの作品のコピーを見せて下さった。作品を見ると風景画から静物画、人物画まで、あらゆるものを精力的に描いておられるが、独学とは思えない素晴らしい出来栄えです☆現在、現物は流されてしまったが、コピーをボランティアの方にパソコンに読み込んでもらっているようです。
地区の代表の方に少し物資の事を話すと、必要な方々に分けていくので喜んで頂くとの事で、淡路玉ねぎ2箱、遠野で買った梨を20個ほど、ツナ缶5ケース、靴下を少しお渡ししました。
16:45 遠野市の初めての宿泊所に向かう。ある個人の方がボランティアのためにという事で1泊2食風呂付で3800円で泊まれる情報があったのです。民宿開業の手続きを取っているわけではないので、現在は広告を出しているわけではないそうですが、ボランティアの宿泊先が無いという事を聞いて、ボランティアの方々にボランティアをするつもりでやり始めたということです。最初は3000円でやり始めたが、とても採算が取れなかったようです。
9月28日(水)
6:00 起床。オーナーさんは粘土細工の先生をしており、部屋には作品が一杯展示してあった。またボランティア活動にも携わっており、ボランティアさんがいないと復興は何も進まないと語っておられました。またメディアでは物資は間に合っているといっているが、中心部だけで、箱崎や端々の地域では、物資がまだまだ足りないとの事で、協力して下さる方々があって物資を送って下さるので、ご自分でも物資を届けたりしているようです。仮設住宅も地域によって情況がまるで違うとの事。
8:00 大槌に向かう。
9:15 大槌ボランティアセンターに着き、2チームに分かれて活動しました。1つのチームは、仮設住宅を回って野菜販売をする「ぐるっと大槌」の車に同乗し、その手伝いをする。もう一つのチームはサテライトを通して、安堵地区の泥出し作業に当たりました。
「NPOぐるっと大槌」は大槌町の仮設住宅を順番に回ることで、小槌の地元の野菜を売るだけでなく、住んでいる人たちの様子を伺ったり、マスコットの「おおちゃんとこづちちゃん」を仮設の人に作ってもらって、収入の助けにする活動も行っていました。代表の方は、大槌の復興について、企業誘致や盛岡への幹線道路の整備、または、老人福祉地域としてまったくリセットされた地域として特徴ある地域にするなどいくつかの構想をもっており、熱心に語って下さった。大槌復興のためには、やはり外部からの協力が必要であることと、長期的な復興計画の前に、この2、3年間に大槌から人が離れて行かないために仕事を得るための対策が必要だと強調されていました。今回一緒に回ることができた仮設は4か所だけだったが、仮設の人々の声を聞く事ができ、また地元の人々の話しを聞く事ができたこと、復興へと立ちあがっている人々の熱意と努力を知る事ができて大変有意義でした。
「泥だし」チームは、建物の瓦礫が撤去された跡地で、残った泥やゴミ、草等を片づける作業で、泥が乾燥した時に出るホコリから地域の子供たちを守るために始めるようになったようです。お天気の中での土方作業なので少しきつかったですが、休憩を取りながら2時半頃終了しました。
15:30 その後、ある地域を訪問したときに、5キロ離れた仮設住宅まであるおばあさん送迎しました。彼女は家で和裁の内職をしており、出来たものを届け、新しい材料をもらいに来たようですが、バスは朝6時、8時と夕方ぐらいしかないらしく、車のない方々には非常に不便な生活です。ある地域の代表の方に物資の話をすると、喜んで頂きたいとの事で、玉ねぎ2箱、梨36個、ツナ10ケース、ミネラルウォーター2ケース、靴下1箱を物資倉庫に運びました。そこには物資らしいものは殆どないように見えました。
16:30 大槌を出発し、遠野で買い物をした後、一関へ。到着後、夕食、風呂、就寝。
9月29日(木)
6:30 起床。朝食。
8:00 拠点の整理、掃除。
10:00 一関拠点出発。
16:30 教会着。
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