2011年3月27日

第1次:3月20日(日)~25日(金) 仙台市周辺、気仙沼市、陸前高田市に物資支援

今回は、米、レトルトごはん、パン、インスタント食品、水、お茶、ポカリ系の飲料水、野菜ジュース、栄養ドリンク、ふりかけ、防寒衣料、毛布、カイロ、薬、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、タオル、マスク、聖書、漫画(まんが)聖書、おもちゃ、大量の灯油などを4トントラックと、バン3台に詰めこんで出発しました。宮城県では仙台市(かなり広いです)、多賀城市、女川市(おながわし)、石巻市(いしのまきし)、気仙沼市(けせんぬまし)、岩手県では陸前高田市などにむかいました。


仙台市では、仙台港から教会の関係の人を通して島にも物資を送っていただきました。島には、多くの高齢者がお住まいですが、食べ物も物資もなく非常に困っていたので、大変喜ばれました。しかし、すぐにそのまま食べられる食べ物(電気・ガス・水のライフラインが止まっているため)以上に、意外に何よりも求められたのはなんと「ガソリン」でした。



地震そのものというよりは、津波によって大きな被害を受けています。震災後12日たっても、海岸線沿いの地域では、ライフライン(水、電気、ガス)の3つがそろっているところは、非常に少ないです。通常電気の復旧が一番早く、水の復旧は遅いです。場所によっては、海から15Kmの場所でも全壊で、すべてのライフラインがとまっているところもたくさんありました。


行政側もたくさんの物資を、倉庫に送っていますが、現地で運ぶ人がいません・・・。たくさんの物資が倉庫であふれかえっているにもかかわらず、本当に必要な人のところには届いておらず、避難所でも、在宅の方も孤独死されています・・・。そのような中、行政や大きな団体が届かない、地域、人々に直接救援物資を届けるのがアガペーCGNです。持って行ったものは、必ず運びきってかえります。広場で物資の無料配布をおこなったり、車を徐行させて「パンいりませんか?」「ごはんいりませんか?」「食べ物ありますよ~」と大きな声で叫んだりすると、各家から次々と人が出てきて「パンください!!!」と喜んでもらってくださいました。


参加者の中にゴスペル歌手がおられたので、避難所でコンサートを行いました。涙を流して喜ばれました。参加者の中にゴスペル歌手がおられたので、避難所でコンサートを行いました。涙を流して喜ばれました。



ボランティアの受け入れは、まだまだです。理由は、現地が、ライフラインがそろっていないうえに、ガソリン不足、物資不足、宿不足のためです。ボランティアを希望する人は、衣食住、移動手段をすべて自分で確保しての上での活動となります。行政が行っているボランティアの内容は、おもに「道路や家の中の泥かき」「がれきの撤去」です。


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