物資の積み込み作業と、人力でのガソリン給油

灯油、米、水、お菓子、カイロ、防寒着、タオルなどの物資を積み込んでいる様子です(左)。被災地ではガソリンスタンドは津波で流されていましたが、地下にあるガソリンタンクは無事で、人力でガソリンを支給しました(右)。

被災地の小学校でのコンサート

岩手県のA小学校でのコンサートの様子です。1年生が特にノリノリでした。演奏に合わせて、全身でトトロの「さんぽ」などを歌ってくれました。

泥だし作業

海から2Kmぐらいの場所にあった事務所も、1.5m床上浸水の被害に遭っていました。次の日に海水は引きましたが、3cmの泥がたまっており、そのこびりついた泥を掃除している様子です。

岩手県での炊き出し

岩手県大槌町で行った炊き出しの下ごしらえをしている様子です。250人分の食事を用意することは相当な力仕事でした(左)。右の写真は、岩手県陸前高田市での地域の人々との昼食会(炊き出し)です。

被災した家の修理と、一軒一軒回っての物資支給

地震でかみ合わせが悪くなり開閉できなくなってしまったAさん宅の扉を、修理している様子です(左)。被災地の一軒一軒に声をかけて、物資を届けました(右)。

2014年12月15日

第62次:2014年12月7日(日)~11日(木) 岩手県大槌町、宮城県仙台市


今回は、岩手県大槌町内の仮設や施設など9ヶ所での「クリスマス・コンサート」と、各所訪問に行ってきました。初期の頃から継続して交わりをもたせて頂いてきた方々との再会はお互いに喜びでいっぱいです。わずかな時間ではありましたが、それぞれに賜物を生かしてかけがえのない素敵な時を過ごさせて頂きました。

クリスマスメッセージは、アガペーCGN代表でもあり、サンタさんやイエス様の大切な友だちの「ヨンタさん」がユーモアたっぷりに、わかりやすく真理を伝えて下さいました。ピアニストは、宮崎県よりプロの(仙台生まれ)Yさんが参加して下さいました。Yさんが素敵な衣装で出てこられると皆さん、一同に「ワァ~!」と大喜びでした。トナカイ役のRさんはどこに行っても大人気でした☆今回は、音響機材やプレゼントでわずかな隙間もない程に車が埋め尽くされ、非常に狭い車中となりましたが、皆様の喜ぶ顔を思い浮かべながら、4人の隊員で知恵と賜物と力を合わせて精一杯励みました。

2014年12月8日

第61次:2014年11月25日(火)~28日(金) 岩手県大槌町


今回の奉仕は、元女優で料理専門家のMさんが中心となって、仮設住宅の皆さんや在宅被災者の皆さんと、集会所で一緒に楽しくお料理をして、美味しい昼食の時間を持ちました。90歳を越えたおばあちゃんも持ち前の手先の器用さを発揮して、椅子に腰かけて春巻きの皮を並べ、チーズを準備し、集まった方々全員が料理したことは大きな喜びでした。1時間半の間に、出来上がった料理は具だくさんのいなりずし、鯛のすまし汁、りんごとハムとチーズの春巻き、りんごの肉巻揚げ、代表的博多料理の「がめ煮」など7品目でした。出来上がった料理を囲んで、「お正月が来たみたいだ!」と皆さん大喜びでした。おなか一杯になったところで、90歳のおばあちゃんがいきなり郷里の民謡を歌いだし、皆が感激して相槌を打って聞き入りました。津波と地震からやっと今になって歌えるようになったと話しておられました。

2014年10月2日

第60次:2014年9月21日(日)~25日(木) 岩手県大槌町


今回は、仙台生まれ育ちのゴスペルシンガーソングライターのOさんを含む若手3人で、「“そっと心に寄り添う”優しい歌声コンサート」と題し、「アメージンググレース」「秋の唱歌メドレー」「花は咲く」「荒城の月」「演歌」や、オリジナルの「雨ニモマケズ」「時~伝道者の書3章~」などを各所で演奏させて頂きました。特に、岩手県を代表する人物の一人、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」のモデルになった牧師先生の話や、震災後Oさんが作曲をした経緯を説明するとみなさん真剣に身を乗り出して聞いてくださり、「もっとこの歌を広めてください」と多くの方たちからおっしゃって頂けました。また、「時~伝道者の書3章~」では、「♪天の下では何事にも 定まった時期があり すべての営みには時がある 定まった時がある 生まれるのに時があり 死ぬのに時がある 植えるのに時があり 引き抜くのに時がある 泣くのに時があり ほほえむのに時がある 嘆くのに時があり 踊るのに時がある ・・・ 引き裂くのに時があり 縫い合わせるのに時がある 黙っているのに時があり 話をするのに時がある ・・・ 神のなさることは すべて時にかなって美しい 神はまた人の心に 永遠への思いを与えられた・・・♪」に共感してくださり、静かに涙される方、ひたすらうなずいて聞いておられる方、歌詞カードをじっと見つめておられる方など、お一人お一人のたましいや心にしっかりと届いたようでした。

また、わずかな時間ではありましたが、各所訪問させて頂き、震災直後から交わりをもたせて頂いてきた方々との再会や、新たな出会いなど素敵な時を過ごさせて頂きました☆

2014年8月25日

第59次:2014年8月17日(日)~21日(木) 岩手県大槌町


今回は平均年齢約25歳の若手7人で「里帰り」してきました☆震災直後から交わりをもたせて頂いてきた方々とわずかな時間ではありましたが、それぞれに素敵な時を過ごさせて頂きました☆特に「①復興・心の癒しなどのとりなしの祈り」「②現状を伝えるためにも、まずは自分で『見』『聞き』『知る』」「③継続して関わってきている地元の方々との交流」を大切にして一人一人が参加しました。

予想通り、2人の子どもはどこに行っても人気者で、顔を見るだけで「うわぁ!」「(遠方に住んでいるために、久しく会っていない)うちの孫と同じぐらいだ~。かわいいなあ」と喜んで頂けました。

今回のチームには「チアダンス担当」「フラメンコ担当」「音響担当」「奏楽・歌担当」「司会担当」「お笑い担当」「安全運転担当」など、それぞれが持ち味を充分に発揮してくださり、なくてはならないお一人お一人でした。特に、フラメンコを見たことがある人は、今回一人もおられませんでしたし、みなさん食い入るように見て下さっていました。

2014年7月19日

第58次:2014年6月30日(月)~7月3日(木) 岩手県大槌町


今回は4名の隊員の中に名バイオニストと名編曲者がいたので、今回のために素晴らしいオリジナルCD(伴奏、BGM)を作成し、「心癒すバイオリンの音色」と、「息の合った人形劇」と、隊員たちの「とびきりの笑顔」を届けさせて頂きました☆開始時間の随分前から、再会を楽しみにして待って下さっている方たちも複数おられ、ビックリしました☆
最近では、仮設住宅から復興住宅や一軒家、他の地域に移られる方がかなり増えており、仮設住宅に今もなお住んでおられる方々は寂しくもあり、不安でもあり、複雑な思いを抱えておられるようでした。

2014年6月7日

第57次:2014年6月1日(日)~5日(木) 岩手県大槌町


「和太鼓 三宝会」との巡演は今回で5回目。お互いの呼吸もあってきたような気がします。今回は、地元で常日頃地域・施設の方々のために身を粉にして仕えておられる各代表の方々と連絡をとりながら、16ヶ所での公演と、5軒ほどの訪問ができました。三宝会の2人と、部分参加の神山みささん(1日~4日朝)をゲストとし、男3人、女2人の巡演となりました。

2か月前のニーズ調査で改めて分かったのは、「野外ですることのメリット」でした。野外で公演すれば、「目に見えない心の垣根を超えやすくなる」のでは・・・と思い、連日炎天下の中でしたが、「奉仕者は熱中症対策をしっかりとしつつも陽の当たる所」で、「地元の方々にはテントや木陰」で実施しました。結果は、予想通り。老若男女、地域、各施設などを超えて、各所で様々な人が参加してくださいました。多くの場所では、360度の野外ステージとなりました。

2014年4月29日

第56次:2014年4月23日(水)~25日(金) 岩手県大槌町


今回は、「H地区の最後の桜祭り」の音楽ゲストとして男1人女3人で大槌に向かいました。
津波で浸水した旧H小学校の校庭に咲き誇る樹齢100年以上と言われている5本のソメイヨシノ。なんと、震災で木の高さの3分の2が潮水をかぶったにも関わらず、たくましく、美しく、毎年桜の花を咲かせ、人々に勇気と希望と安らぎを与え、地元の方々に親しまれてきた桜の木との最後の花見会でした。盛土工事(復興計画)のため、今年で伐採される予定になってしまったのです。

前回、第55次で訪問したときに、この「桜祭り」の音楽ゲストの話を頂いたのですが、肝心のゲストを探すのに数日・・・。幸い、ゴスペル演歌歌手のMさんと、ピアノも引き語りもできるKさんとご一緒に参加できました。突然の「現地からの依頼」ということもあり、チラシなどを作成する時間は全くありませんでした・・・。

2014年4月18日

第55次:2014年4月6日(月)~9日(水) 岩手県大槌町


今回は、若手2人のチームで、今までにお世話になってきた所の挨拶回り(代表・窓口の変化の有無、人数、ニーズ調査など)と、大槌町内のほぼ全ての仮設住宅の談話室・集会所の様子をほんの一時であっても訪問し、実際に五感で感じてくる・・・というのがミッションでした。どこでどのぐらい時間がかかるのか全く読めないために、今回はあえて事前にアポを全くとらずに訪問させて頂きましたが、各所に「平安の子」が備えられており、どこに行っても何をしても祝福でした。

初めて訪問した仮設住宅でもたった一人の方(代表者ではない)とご挨拶させて頂いただけで、「ちょっと待って。今、みんな呼んでくるから」と私たちを談話室に通してくれた後、いなくなり・・数分後には、次々と人が談話室に来てくださり、1時間ほどいましたが、8人ほどの方とのお交わり。前半は、「久しぶりだね。~。」と近況の話でしたが、そのうちに自然と震災の話になり・・・皆、ため息交じりにしんみりとなりました・・・しかし、この時間が必要だったようで、最後は「みんながいてくれてよかった。またお茶っこしようね」「イベントめったに来ないから是非来てほしい」と声をかけてくださいました。

第54次:2014年3月24日(月)~27日(木) 岩手県大槌町



今回は、男1人、女5人で、大槌町の三か所の仮設住宅と老人ホームに向かいました。

あれから3年が経ちました・・・。

地元の方々から「忘れられるのが一番怖い・・・。」「一時にはあれほど来てくれたボランティアも、最近では、めっきり減り・・・でも、アガペーさんは来てくれるからうれしい。」「まだまだみなさんの助けが必要です。いや、今こそ必要です。心が痛いのです。」「アガペーさんは、なぜ今も来続けてくれるの?なぜそんなに優しいの?」と言う声をあちこちで聞きました。

2014年3月11日

第53次:2014年2月17日(月)~20日(木) 岩手県大槌町


ハープのキャサリンさん(岩手県在住)含む、合計5名(男2人 女3人)で大槌町に向いました。今回は、複数の「仮設住宅」や「老人ホーム」や「幼稚園」の訪問をさせて頂き、ハープの演奏とお茶のひと時☆雪かきとお掃除も、少しですがお手伝いさせて頂きました。



2月17日(月)

今回の救援隊は、雪が各地に残る中の出発でした。出発の前日に、「雪で高速道路が通行止めになっているところがありますが、それでも来ますか?」との連絡を頂きました。一瞬、不安になりましたが「高速道路で行けないところは、下道で行きます。」とお返事をしました。多くの方に祈って頂きました。そして、出発の朝になると通行止めが一か所になっていました。9時出発の予定でしたが、1時間早く8時に出発をしました。「雪の中でも来たことが皆さんの喜びになり、励ましになるように」との祈りを受けて出発をしましたが、まさにその通りになりました。一区間だけは一般道におりました。それも、雪のせいではなく事故のためでした。北上すればするほど雪の多さにびっくりしましたが、雪が降り出すとまた積もって通行止めになるのではとの懸念から必死に祈りながら進みました。

2014年2月8日

第52次:2014年1月20日(月)~23日(木) 岩手県大槌町


今回は、既に大槌町のために日々励んでおられる社協や、地域のまとめ役の人たちと協力して、ネットワークづくりのお手伝いをさせて頂きました。

アガペーCGNとして二度目参加のMさんによる「お笑い腹話術」「手品」「竪琴の演奏」と、スタッフの素敵な『おもてなし』で仮設団地などを回りました。男4名、女2名、10代~60代のメンバーでした。


1月20日(月)

東京を朝出発し、夕方には大船渡の宿に到着できました。途中、陸前高田市を通りましたが、未だに手つかずの壊れた建物が残されているのを見て驚きました。

2014年1月4日

第51次:2013年12月9日(月)~12日(木) 岩手県大槌町


今回は、大槌町で「クリスマス会」と銘打って、Oさんの素晴らしいビオラの演奏、人形劇、クリスマス・キャロルを皆さんにお送りし、共に良き時を過ごさせて頂きました。男3名、女4名のチームとなりましたが、その中のOさんは、プロの音楽家として活躍されていますが、演奏はもとより持ち前のその明るさで皆さんを和ませて下さいました。

人形劇は、プロの方々の人形をお借りしていたしましたので、参加者の皆さんの眼と心はすっかり引き込まれていったようです。人形たちが楽しそうに、クリスマスのストーリーを伝え、最後は一緒に「聖しこの夜」を皆さんが味わうように歌ってくださいました。

そして最後に、「サンタさーん!」の呼び声に応じて、サンタクロースが登場! どの会場もこの時、最高に盛り上がりました。幼稚園の子どもたちも、仮設住宅のお年を重ねた皆さんも、花巻からやってきた40名の高校生たちと三人の先生方も大歓声!

思いがけないクリスマス・プレゼントに大きな驚きと大きな拍手! 感激の余韻は続き、お茶の時も話が弾みました。ちなみに高校生たちは、地元で取れる鮭や食材を用いて、おいしいお料理を研究し、その成果を披露していました。