2011年10月15日

第21次:10月2日(日)~6日(木) 第二回和太鼓演奏(1)

10月2日(日)~6日(木)を利用して、3日間で「和太鼓三宝会」のみなさんが10回公演を行なってくださいました。一つひとつの公演を大切にして、全力で臨んでくださいました☆一つの公演を行うのに「移動」「荷卸し」「会場づくり」「公演」「片づけ」「移動」の作業を繰り返しますので、「移動」「公演」の時間を除いても公演前後にそれぞれ2時間ほどかかります。過密スケジュールのため、移動中に車の中で食することもしばしば。睡眠時間も足りない分を車の移動中に補っていました。そこまでしてでも、1人でも多くの人に「希望」「喜び」「楽しみ」を届けられたら・・・という「和太鼓三宝会」からの願いと、アガペーCGNの願いが一致して今回の企画となりました。

お祭り好きの陸前高田市と、大槌町では、どこに行っても大喜びで歓迎されました。和太鼓は、老若男女問わず、魂の奥底にまで届くのでインパクトがありました。あちこちで涙なしには語れない感動の場面に遭遇しました。

10月2日(日) 教会→一関の家

朝13時30分出発。夕食、風呂。遅くとも22時には就寝

10月3日(月) 一関の家→陸前高田で公演→一関の家

6時半 起床、7時半 出発。


東京から600Kmほど移動するために、和太鼓のひもを緩めていました。到着後すぐにチューニングです。

☆10:30~11:25(55分) A中学校 

中学校に和太鼓12個あり、全校生徒は35名。中学校と、小学校(徒歩5分)の運動場にある仮設の方も40名ほど来てくださいました。前回「和太鼓三宝会」第一回公演に来てくださった近くの小学校の仮設の方々も駆けつけてくださいました☆再会できて、共に喜びあいました。まずは、三宝会の力強い演奏3曲にみなさん釘づけでした。




その後、中学側の希望により、ワークショップの時を20分ほど持たせてもらいました。どの子も楽しく学べたようで、1曲出来上がりました☆最後に、先輩から代々継承されている曲を発表してくれました。今月末の文化祭で披露するようです。   



☆13:15~13:45(30分) 昼休み 体育館 B小学校(B小学校の中にC小学校が同居している)



被災したC小学校の校舎をまず見た後、会場のB小学校にむかいました。なんと、がれきの中から黄色い花と赤い花が力強く天に向かって咲いていました。「絶望の中にもある希望」を感じました。




昼休みなので希望者だけかと思ったら、全児童がきてくれました。「滅多にないせっかくの機会なので是非子どもたちに本物の和太鼓を聞かせてあげたい」とおっしゃってくださいました。2校全員で150名ほどの児童・教師と、仮設の方々も20名ほど興味深く耳を傾けてくださいました。特に、創作の「畑」の演目では、子どもも大人も笑いが止まらないようで、あちこちで喜びの声が上がっていました。15分ぐらいのわずかな時間でしたが、迫力満点の和太鼓の演奏にも盛大な拍手。みんなで三宝会のお兄さんたちに負けないぐらいの元気な声で「わっしょい、わっしょい」と応援してくれました☆

☆15:30~16:00(30分) D中学校 体育館    

被災したD中学校をしっかりと眼に焼き付けてから、新しく校舎として使っている校舎へ向かいました。100名以上の生徒、教職と、20名ほどの仮設の方々がきてくださいました。どうやら、陸前高田市には学校ごとに代々伝承されている演目があるようで、この学校では毎年3年生が「喧嘩七夕太鼓」を演奏しているようで、その様子を映像で見せていただきましたが、すごかったです。彼らの実力を見てしまったためか、珍しく少々のプレッシャーを感じながらも(笑)、始まって見ればいつもの三宝会の演奏がのびやかに楽しんで進んでいきました☆みんな感動してくれたようです。特に仮設の人たちから涙ながらに「今日の演奏聴いていて、ようやく一歩踏み出そうと思えるようになりました。」「私らのためにこんなにやってくれるとは・・・私もがんばります。」「久しぶりに感動しました。和太鼓はやっぱりいいですね」などの声が聴かれました。




☆17:30~18:00(20分) 陸前高田キリスト教会

感動のひと時を過ごさせていただきました。実は、時間と体力に自信がなかったので予定に入れてなかったのですが、急遽17時頃教会に訪問し、一軒一軒「夕食前の忙しいときにすみません・・・急な話で本当にもうし訳ないのですが・・・17時半~30分ほどで和太鼓の公演を行いなすのでよろしかったら是非いらしてください☆」と声をかけたところ、なんと少し高台になっているこの教会周辺に10軒ほどが残っていますが、半分以上の家から来てくださいました!!!

「アガペーさんだよね☆」「また来てくれたの?」「また会えたね」「和太鼓大好き!!!」と皆さん大感激してくださいました。




一関の拠点に帰る。遅くとも22時就寝。

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