震災後4日目から現地入りさせて頂いていますが、道路や建物などの目に見える復興は相当進んでいますが、目に見えないココロの復興がまだまだ置き去りにされている地域が多いようです。「一人で閉じこもりがちになっておられる方」、「どこかで楽しそうなイベントがあっても体が不自由なために会場まで行けない方」、「仮設住宅の規模が大きすぎてネットワークが作りにくい地域」・・・様々に異なる現状があり、それぞれに多くの痛みが未だにうずくそのただ中で、地域の復興のために使命を持ち、立ち上がっておられる方々もおられます。アガペーCGNは、そのような方々と一緒にネットワークを組んで活動させていただいております。
そんな中、今回は、「腹話術」「手品」「立琴」などを特技とするMさんと共に男子3名、女子2名で出発し、岩手県大槌町の幼稚園・保育園、老人ホーム、仮設団地などを訪問させていただきました。
6月20日(水) 東京 → 大船渡市
宿でミーティング。チームワークが大切です☆
6月21日(木) 大槌町
最初にA保育園を訪ねました。子ども38名 大人6名が集まってくれました。最初にライオンの着ぐるみを着て登場すると、皆さん大喜び☆そして、Tちゃんの奏楽に合わせてお馴染みの歌をみんなで大合唱☆そしてMさんが腹話術やおもしろい手品を披露、子どもたちは次々に登場する動物たちに釘付けで拍手喝采でした。
次に訪ねたB仮設団地では、仮設団地の大人や年配の方々に加え、保育園の子どもたちも共に参加し、子ども21名、大人33名が集まりました。ここでは、Mさんが立琴の演奏も加えて下さり、年配の方々も懐かしい曲を共に歌い、とても喜んで下さいました。メンバーとの再会を喜ぶ姿もあちこちで見られ、多くの方々から「私らのことを忘れないでくださいね!覚えていてくださいね!」「また来てね!」と握手して下さいました。
C高齢者グループホームでは、21名の方が集い、腹話術や手品に見入り、立琴の演奏に共に歌い、とても和やかな雰囲気で、高齢の方々も非常に喜んで下さいました。この施設の方々は、どんなに魅力的なイベントがあっても「行きたくても行けない」中、時折、私たちが訪問して一緒に歌を歌ったり、和太鼓の演奏をさせていただいたりすることを非常に喜んでくださいます。普段は反応の少ない方も、今回リズムに合わせて指が動いたり、「うゎ~」と驚いたり・・・職員の方々も大変喜んでくださいました。
その後、訪問先で、急遽ボランティアを依頼された「草抜き」を共に手伝い、良い汗を流しました。
そして、訪問を頼まれていた所と、いつも訪問する地域を数件訪問することができました。特に、初期の頃からお世話になっている地元のKさんたちとは、大槌町内の喫茶店で良き交わりの時を持たせていただきました。
6月22日(金)
午前中にまず、D保育園を訪ねましたが、44名の子どもたちや8名の大人が集まりました。子どもたちは、腹話術の人形たちやおもしろい手品、そしてライオンの着ぐるみに「うゎ~!」「なんで~?」「すごい」「もう一回」・・・と大喜びでした。最後に子どもたちが、元気いっぱいにお礼の歌を歌ってくれました☆
次のE幼稚園では、子ども40名、大人6名が集まり、腹話術の人形たちやおもしろい手品、そしてライオンの着ぐるみに子どもたちは大はしゃぎでした。拍手喝采の連続☆どの顔にも、驚きと喜びの表情がわき上がっていました。昼食は子ども達と同じ小さなイスに腰掛け、子どもたちと同じお弁当を頂きました。おいしかったです☆何度も訪問する中で、子ども達の成長をかいま見ることができ感謝☆「又来てね☆」「ライオンさん~☆」「アガペーさん~☆」「いつもありがとう☆」「忘れないでね!」・・・「又来るよ☆」「忘れないよ☆」お互いにつかの間の別れを惜しみ、また会える日を楽しみに次の会場に向かいました。
午後は、大槌町で一番大きいF仮設団地に早目に移動し、準備と共に仮設団地内にハンドマイクを借りて案内をして回りました。中には保育園で会った子どもがいて声を掛けてくれました。仮設団地の集会所には子ども3名、大人27名が集まりました。腹話術や手品、特に立琴による熱唱に拍手や掛け声があがり盛り上がりました。
その後、地元の方に案内して頂いて、仮設団地にお住まいで、身よりもなく一人暮らしで体がご不自由な方々を訪ね、心ばかりのものをプレゼントさせていただきました。9名の方々を訪ねることが出来ました。どの方も、本当に喜んでくださいました。
老若男女問わず、子どもたちやお年寄りの笑顔にもたくさん触れることの出来た今回のボランティアでした。感謝!
6月23日(土)
大槌を始めとする被災地をココロに抱きつつ、祈りつつ、一路東京へ・・・
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