2011年8月30日

被災地子供リフレッシュキャンプ in 駒ヶ根:8月21日(日)~24日(水)

福島市から長野県駒ケ根パノラマ愛の家に40名受け入れ(内25名は幼稚園児~高校生)させていただきました。主催は、この度設立された「被災地子供リフレッシュ・ボランティア・駒ケ根」(事務局:愛の家内)ですが、13団体の協力、71名以上のボランティアが与えられ感謝でした。それぞれの賜物を活かして、食材・物資・バスの提供、調理・運転・演奏・エンターテーメント等の活動に喜んで仕えさせていただきました。バスから降りるとまず深呼吸を何度もして「空気がおいしい☆」と皆大騒ぎできた☆一番心に残ったのは「空気がきれいだったこと」「川遊び・沢遊び」「流しそうめん」「友達とキャッチボールをしたこと」・・・と言う子が多かったのですが、全てのプログラムに感動の連続のようでした。



流しそうめん

水遊びに大喜び

川遊び、沢遊び カニがいます!

駒ケ岳に行きました

6月、福島市の知人よりお電話をいただき、夏休みに子供達のキャンプをしたいとのご依頼をいただきました。とにかく「きれいな空気を吸いたい」「安心して野菜を食べたい」ということが願いでした。

被災地のために何か役にたちたい!という思いでいる中でのお電話でしたので、すぐに受け入れを承諾いたしました。今回の震災による、特に原発による被害の多大な地域からの要請でしたので、愛の家だけで留めてはいけない、と示され、駒ケ根市や社会福祉協議会にご相談し、「被災地子供リフレッシュ・ボランティア・駒ケ根」という市民のボランティアグループを立ち上げました。

この働きは、被災地の子供達ならだれでも受け入れ、駒ケ根を中心に伊那谷の市民によって、被災地の子供達を伊那谷の自然の中に受け入れ、心身共にリフレッシュしてもらうために行う様々な活動を基本の理念とし、教会関係の子供達はもちろん、被災地の子供達はだれでも受け入れたい、そして、その働きに賛同する人は誰でも様々な方法で参加してもらう!という内容です。

21日(日)の礼拝後に福島を出発し、夜8時すぎに愛の家に到着。到着後チャペルにて歓迎のひと時をもちました。アガペーCGNを代表して、峯野龍弘師の歓迎の挨拶を持ってキャンプ開始となりました。


4日間、天候は雨続きでしたが、子供達の外での活動の時には不思議必ず雨が止められ、活動に大きな支障もなく、事故や病気もなく守られました。ボランティアの人たちも、「不思議だ、不思議だ。子供たちが外で活動するときには、さっきまでの雨がやんで、ギラギラ太陽・・・何かあるに違いない。」と天候のことを話題にされていました。

今回は、市民の手で被災地の子供達を迎えたいという思いの中で、多くの野菜や米の献品や、掃除や食事の準備片づけのために毎日通って下さるヘルパーチーム、お筝(こと)の先生の演奏や市民ボランティアリーダーの方々によるキャンプファイヤーの時、染物や機織りの体験や、アフリカン太鼓とファイヤーダンスのチームによる演奏と体験、「駒ヶ根パノラマ愛の家」の山や川で虫や沢ガニを採ったり、川遊びをしたり、ブルーベーリー狩りをしたり、と盛りだくさんな4日間でした。

キャンプファイヤー

アフリカン太鼓

ダンス

きれいな南アルプスと中央アルプスが見れました

放射能の脅威を心配せずに、野外で子供達がのびのびと遊び、大人もそれを見守り、窓も開け放って夜も休めることの解放感・・・。駒ケ根ではあたりまえのことですが、福島では当たり前ではなく、日々戦いであり、子供達も野外で活動することがなくなり、体力も落ち、ストレスも多くなっているといいます。夜には、ボランティアの皆さんにスタッフの先生方が現地の生々しい現実を語って下さり、報道等ではわからないそこに生きる人々の苦難と戦いをお聞きし、祈らざるを得ない思いでした。

放射能と未だ続く余震と戦いながら、子供達と前に向かって歩んでおられる先生方や保護者の皆さんのココロと勇気を沢山感じました。また、子供達の素直なココロに「何かしたい!」と始まったキャンプでしたが、逆に多くをいただいた思いのする4日間でした。

福島への熱い思いが、駒ケ根市や一般市民を動かし、子供達を通じて、多くの方々が愛の家に集い、子供達と共にすごし、4日間のすべての活動が支えられました。背後の多くの祈りと支援を感謝します。

今後も希望により、被災地の子供達を随時受け入れて、ボランティアの交流も深めていきたいと願っています。

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