物資の積み込み作業と、人力でのガソリン給油

灯油、米、水、お菓子、カイロ、防寒着、タオルなどの物資を積み込んでいる様子です(左)。被災地ではガソリンスタンドは津波で流されていましたが、地下にあるガソリンタンクは無事で、人力でガソリンを支給しました(右)。

被災地の小学校でのコンサート

岩手県のA小学校でのコンサートの様子です。1年生が特にノリノリでした。演奏に合わせて、全身でトトロの「さんぽ」などを歌ってくれました。

泥だし作業

海から2Kmぐらいの場所にあった事務所も、1.5m床上浸水の被害に遭っていました。次の日に海水は引きましたが、3cmの泥がたまっており、そのこびりついた泥を掃除している様子です。

岩手県での炊き出し

岩手県大槌町で行った炊き出しの下ごしらえをしている様子です。250人分の食事を用意することは相当な力仕事でした(左)。右の写真は、岩手県陸前高田市での地域の人々との昼食会(炊き出し)です。

被災した家の修理と、一軒一軒回っての物資支給

地震でかみ合わせが悪くなり開閉できなくなってしまったAさん宅の扉を、修理している様子です(左)。被災地の一軒一軒に声をかけて、物資を届けました(右)。

2012年11月4日

第37次:10月21日(日)~24日(木) 岩手県(大槌町、陸前高田市)、宮城県(気仙沼市、岩沼市)



震災直後から、現地入りをさせていただいてきましたが、日ごとに、人々や街が復興してきており、それを見る度に新しいさらなる感動に包まれます。確かに、かの日に受けた試練から人々は立ち上がろうとしています。しかし、「立ち上がりたい」「立ち上がらなければ」「立ち上がるべきだよな」「このままじゃダメだ」・・・とは思いつつも心や身体が動かない人々もおられます。そんな時には、やはり地元に住んでいる人々の存在がとても重要になってきます。一人ひとりに声をかけ合い、家から出ることの難しい人々には訪問し、お弁当を毎食ボランティアで届け・・・。今回は、そのような地域のリーダーたちと連携して計画を立て、「和太鼓 三宝会」の方と一緒に東北に向かいました。震災後、「和太鼓 三宝会」は4回目の東北公演です。三宝会の仲間達は、持ちネタをたくさんもっているので、訪問場所や雰囲気によって選曲を変え、うまくアレンジしているので、どこを訪問しても大変喜ばれました。また、アガペーCGNとしても「初期の大変なときから今でも継続して来てくれるのはあんたらだけや」「忘れんでね」と再会をあちこちで喜ばれ、小さくても継続に力がある・・・と痛感しました。今回は、各現地リーダーからの要請で様々な場所を訪問し、老若男女問わず楽しい時を共に過ごすことができ、住民同士が良き交わりの時となったようで良かったです。また、今回は、震災以来1年6ヶ月ぶりに先月再開した大槌の漁港の水揚げを見ることができたことも何とも言えない大きな感謝でした。